国際協力を行ううえで仮説は重要だ。例えば、技術的な協力だけで良いのか。技術協力とともに専門家を派遣して行政への支援を行うべきか。いずれの選択肢を選ぶにせよ、プロジェクトの担当官は仮説を持って任務を遂行しなければならない。
しかし、一つの仮説に固執してしまってはならない。昨日まで技術協力だけでよかったかもしれないが、今日からは行政への支援を行わなければならないということもあるだろう。担当官はプロジェクトを進めながら、自分の仮説に疑問を抱き、改善し続けなければならない。
我々担当官は、国際協力の行政官であって、理論を生み出す研究者ではない。一つのプロジェクトでさえ仮説は変わるのだから、異なる国、異なる時代によって、国際協力の手法は変わると考えるべきだろう。同じ手は二度と使えないと想定しておくべきだ。自戒を込めて。
Source) Google Images |
0 件のコメント:
コメントを投稿