自分の敵は自分の外にいるものだと考え、思い、感じてしまいます。他人という意味でなくても、睡眠欲・食欲・性欲に代表される本能欲も含めて自分の外側にあると感じがちなんです。留学生は一人で部屋で勉強することが多いですから、これら欲望さえ外部からの誘惑と捉えます。
しかしながら、本当の自分の敵は、恐怖感と取越苦労の二つだと思うんですよ。中村天風という先達も指摘しています。ああ寝すぎた、ああ食べすぎた、ひとりぼっちだ、授業が難しくて怖い、試験に不合格だったらどうしよう、などなど。自分の心の中に自分で生んでるんです。
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日本人が日本で暮らしていると、あまり気づかないですね。恐怖感も取越苦労もすぐに簡単に取り除くことができると思うのです。恐怖を感じたことを誰かに話せば安心させてくれますし、取越苦労に対しても確認するという手立てが何かしらあると思います。
外国で暮らしていると、この恐怖感と取越苦労に押し潰されそうになります。言語の問題もありますし、サービスに時間がかかるということもあります。うわあ失敗したぁ、と自分で自分を責めたり、こうなったらどうしよう?という妄想に近いネガティブな想像をしてしまう。
恐怖感と取越苦労。敵の正体はだいぶハッキリとしてきました。笑ってやり過ごすか、ふいといなすしかないと思います。どんなことにも執着しないことかなぁ。言葉にすると簡単ですが実際には難しい。仕事がないときも、病気になったときも同じではないかな?と思っています。
あと一日がんばろう。
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