2016年12月2日金曜日

コミュニティカレッジという選択肢

なぜ、僕が最初からコミュニティカレッジに入学しなかったのか?と疑問を持たれる方もいるかもしれません。日本からコミカレのスタッフと交渉しましたが、レベル確認テストを現地で受ける必要があるため、日本から直接コミカレに入学することは断念せざるを得なかったのです。しかし、振り返ってみると、アメリカで学ぶためには、有名大学・大学院に入学する以外にも、まず語学学校に入学し、渡米後にコミカレ転籍という選択肢があることに気づきました。

留学経験のない人や英語に自信のない人は、日本のエージェンシーを利用して、F1ビザ・I-20を取得し、まずはアメリカの語学学校に入学することが効率的です。私の場合、「留学スクエア」というエージェンシーを利用しましたが非常に丁寧でした。日本での米国ビザ・I-20取得準備、在日米国大使館での面談などについて無料でアドバイスをくれました。結果的に語学学校には三週間しか在籍しませんでしたが、日本のエージェンシーに相談できるため不安がなかったという点で、アメリカ生活の良いスタートを切れたと思います。

そして、アメリカの語学学校に在籍しつつ、希望地域のコミカレに転籍するという留学方法があります。具体的な手続きとしては、I-20をトランスファーするだけです。語学学校にもコミカレにも、外国人留学生のビザ等の責任者がいるため、トランスファーはスムーズに行われると思います。僕の場合、語学学校はシャーロット、コミカレはダラムと距離が離れていたのですが、双方の責任者は丁寧にトランスファーの手続きを行ってくれました。

ただし、コミカレのプログラムについて注意しておく必要があります。コミカレでは、正規学生向けと非正規学生向けの2つのプログラムがあります。前者にはI-20を発行してくれますが、後者には発行してくれません。どうしても語学学校が嫌だという人には、日本から直接コミカレの正規プログラムに参加する方法として、エスタ(観光ビザ)で入国してテストを受け、日本に一時帰国してF1ビザ・I-20を取得・再入国という方法があると思います。交通費は2倍になりますし、ビザ申請は自分ひとりで行わないといけませんが。

有名大学・大学院入学には時間が足りないという人でも、語学学校入学・コミカレ転籍という留学方法があることを知っておいてください。特に大学生など若い人にはオススメです。コミカレの授業の質は決して低くありません。授業料は1セメスター約3,800米ドルと他の留学手段に比べて格段に安いです。アメリカの大学教育の基礎を学ぶという意味において、一考の余地はあると思います。

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