2016年12月4日日曜日

アカデミックライティング (1)

アカデミックライティングについて、日本の英語学校とダラムコミュニティカレッジEFLコースで学んだテクニックを簡単に紹介しておきたいと思います。アカデミックライティングには決まった型があります。今日は文章全体の構成、つまり、イントロ・ボディ・コンクルージョンについて説明したいと思います。

イントロは1段落で構成されることが基本です。最低3文から成立します。読み手を引きつけるフックと呼ばれる1文、シーシスへの繋ぎの1文、そしてシーシスの1文です。

ボディは2-3段落での構成が基本です。段落同士は、リスティング、時系列、比較対照、原因結果、これら4つの意味合いを持つことが基本です。1つの段落は、トピックセンテンス、エビデンス、アナリシス、カウンターアーギュメント、リバトル、コンクルーシブセンテンスから成り立ちます。

コンクルージョンも基本的に1段落で構成します。最低3文から成立します。シーシスのリステイトメント、ビッグアイデアのちょい見せ、次回予告です。

以上が、アメリカのアカデミックエッセイで用いられる必要最小限の構成要素です。エッセイが長くなると、段落数は増えます。イントロが2段落になることもありますし、ボディが5段落以上になることもあります。しかし基本的な考え方は変わりません。次回はボティの構造をより詳しく説明したいと思います。

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