アメリカでは車が必須と多くの方が言います。アメリカ人の友人は、「車を持っていなかったら、何者でもない」とまで言っていました。僕はもともとアメリカに1年程度しか住まない予定だったので、車を持つかどうか決めかねていたのです。結局、オンボロ車を購入したのですが、すぐに寄付することになりました。
オンボロ車はメルセデスベンツで、デューク大大学院を修了予定のブラジル人から、5月23日(月)に2,900米ドルで購入しました。名義の書換えはウェルズ・ファーゴ銀行で行いました。無料です。アメリカの銀行のサービスは非常に良いように思います。保険はGEICOに入り、1月当たり120-130米ドルのコストでした。
ノースカロライナでは国際運転免許証が認められておらず、6月13日(月)にDMVで筆記試験を受けて、仮免許を取得しました。その後、コミカレの夏セメスターが忙しかったこともあり、車のナンバープレートを得たまま車を運転していませんでした(コミカレには自転車通学をしていました)。 夏セメスター終了後、7月29日(金)に実技試験を受けたのですが、なんと不合格でした。助手席に座って指示を出す指導教官の発音が聞き取れなかったのです。
これはいかん!と思い、リスニングの弱点を運転でカバーしようと、運転免許場やコミカレで運転の練習を始めました。すると、ブレーキ系統の警告ランプが点灯するではありませんか!近所の車修理工場に持ち込みましたが、原因不明で、メルセデスに診てもらった方がいいとのこと。既に14万マイル走っているオンボロ車をメルセデスベンツの正規ディーラーまで連れて行くことになりました。
8月3日(水)の約5時間に及ぶ点検の結果、ブレーキとエンジンの一部に老朽化問題があることがわかりました。ブレーキ系統は修理できるけれども、エンジン系統は修理できないとのこと。ブレーキ系統の修理だけで、1,700米ドル超の見積額でした。
車を運転することで、いろんな不安を抱えることになった自分を振り返った結果、車なしの生活を送ることにしました。最大の要因は、万一事故に遭遇したときに、その対応を行うリスクが非常に大きいと感じたことです。言語の問題もありますし、そもそも会社を辞めて貯金を崩しながらの生活だったこともあります。アメリカの自己責任制社会を少し実感し始めていたこともあり、2,900米ドルは勉強代と考えることにしました。同時に、オーストラリアでも車の運転をやめようと決意しました。
人生初のメルセデスベンツは、8月5日(金)に慈善団体のレッカー車に運ばれていきました。後日、「550ドルの寄付になりました。ありがとうございます」という報告を受けました。
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