豪州の大学院を検討中の方には、1年の課程を選ぶか、それとも2年の課程を選ぶか、迷う方もおられるかもしれません。一概にどちらが良いとは言えませんが、もし財布が許すならば、年齢に関係なく2年がベターだと思います。
1年制修士課程の最大のメリットは、学費の節約でしょう。学費は生活費を除いて年間4万豪ドルくらいしますから、1年と2年では財布への負担が大きく異なります。奨学金がなく大学学部時代に経済学を専攻した人の多くが1年制を選択しています。
もう一つのメリットは、短期間で学位を取得できることです。タイムイズマネー。1年で修士号を取得できて次のステップに移行できるのは魅力的かもしれません。特に修士号を取得後、博士号の取得も考えている人には大きなメリットでしょう。
一方、2年制修士課程の第一のメリットは、教授陣に自分の存在を認知してもらえることだと思います。自分の好きな教授にアプローチできますし、その先生の下でリサーチも可能です。先生との卒業後の関係維持とプチ博士課程経験の両方が可能です。
また、2年制の方が英語力の向上には良いでしょう。やはり1年で英語力を飛躍的に上げるのは難しい。日本人だけでなく、ノンネイティブスピーカーはみんな苦労しています。僕の場合は2年でも足りないなぁと感じています。
さらに豪州の場合、大学院に2年間行くと、ビザを追加で2年間取得することが可能となります。サブクラス485と呼ばれるビザです。僕のように卒業後も外国で暮らすことを考えている人には都合の良い制度ですね。
総合的に考えると、1年で修士課程を終え博士課程に進む「飛び級」ケースを除き、2年課程をお勧めします。日本人に限らず20代の若い留学生が忘れがちなのが、教授陣との交流です。1年でも2年でも卒業後も連絡を取れる先生を1人は持ちたいですね。
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