2017年12月7日木曜日

ANU Crawford Schoolの博士課程

おそらく僕は博士課程には進まないと思いますが、真面目に考えてみました。その際、ANU Crawford Schoolの博士課程進学に関する情報を集めましたので、書き留めておきたいと思います。

博士課程進学の条件は大きく4つあります。

まず、修士課程の成績がH2A以上であること。Crawford Schoolの場合、成績の平均がDistinction(70点)以上であることが必須条件となります。もっとも、出願要件に合うというだけで、より良い成績を残す方がベターだとは思います。

それから、指導教官をCrawford Schoolでみつけること。指導教官の候補者の研究分野を調べ、自分の関心領域と重なっている人を探す必要があります。まずは教授クラスに打診する方が良いと思います。教授が諸事情で受け入れられなくても他の指導教官を探してくれる可能性があるからです。

一番重要なのは、リサーチプロポーザルを作ること。A4ペーパー2〜3枚で良いようですが、これを指導教官に見てもらって了解をもらう必要があります。要するに、指導教官を探す際には少なくともアウトラインを提示する必要があるということになります。

最後に、推薦状が3通要ります。このうち、2通はアカデミックである必要があります。

スケジュール的には、毎年8月末が奨学金申請の〆切となります。この日程から逆算すると、6月中に出願を済ませるべきだそうです。教授陣が年末年始の休みから大学院に戻ってくる2月始めには打診を始めたいところです。となると、リサーチプロポーザルは前年11〜12月あたりから考えることになります。

奨学金を考慮に入れない場合は、一年中いつ出願しても良いとのことです。また、仕事経験、特にリサーチの経験が評価されるようです。しかし、実質的には、英米の修士課程を除くと、豪州グループオブエイトの修士課程修了者に限られる感じがします。

奨学金申請を条件に博士課程に進もうとすると、僕の場合、もうリサーチプロポーザルを作成開始しなければなりません。でも、修士課程1年目はリサーチエッセイの経験をさせてもらえません。2年目です。もちろん推薦状を書いてくれる人もいません。つまり、僕が2019年1月から博士課程に進むのは事実上困難で、2020年1月を目指す方が現実的です。

滞在ビザに関しては、修士課程と博士課程の間の空白の1年間はsubclass 485のビザで繋ぐしかないでしょう。なお、ACTで博士課程を修了するとかなり高い確率で永住権をもらえるようですが、これは確実な情報ではありません。ご関心のある方はご自身で調べてみてください。

ANU Crawford School 博士課程進学に関するウェブサイト
<https://crawford.anu.edu.au/study/graduate-degrees/phd-programs/economics>

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