2017年6月25日日曜日

IELTSスコアを留学水準のOverall6.5以上に上げる方法

IELTSは、オーストラリアで永住権を獲得するためにも必要なテストです。以前、「IELTS」でもお話ししましたが、僕のベストスコアは2016年5月のOverall7.0です。はっきり言って大したレベルではありません。今日はオーストラリアの有名大学やイギリスの二番手大学を受験できるOverall6.5を取るための方法を紹介したいと思います。(1)勉強時間、(2)教材、(3)学習順序、についてです。

(1)勉強時間
 IELTSのスコアを上げたいのであれば、まず勉強時間を確保しましょう。学生と違って、仕事を持っている人にはなかなか難しいことですが、これができなければ、何も始まりません。
 僕は2015年12月にOverall6.5(各科目6.0以上)のANU要求水準をクリアしたのですが、2015年10月から2016年3月の半年間は、会社を17:30pmに退社し、軽く夕飯を食べて、18:30-21:30pmの3時間は英語学校で勉強し、22:30pmに帰宅後30分のスピーキング用オンライン学習を継続していました。週末は英語学校の開いている11:00am-19:00pmの間は少なくとも勉強していました。
 日本では会社からいろんなリクエストがあると思います。残業、飲み会など。けれども、自分にとって優先順位が高いことは何かということを真剣に考えてみてくださいね。

(2)教材
 教材は自分がちょっと難しいなと思うレベルがいいと思います。簡単過ぎても、難し過ぎても、実力を伸ばすのに効率が悪いです。
 ちょっと難しいなと思うレベルが、IELTSの公式問題集や過去問に辿り着けば、もうOverall6.5は目前だと思って良いでしょう。
 IELTSの公式問題集や過去問を何度も繰り返し解きましょう。

(3)学習順序
 「読む」「聞く」はインプット、「書く」「話す」はアウトプットの技能です。まずはインプットの力を6.5-7.5を常に取れるレベルに上げましょう。
 「読む」と「聞く」では、まず先に「読む」力をつけましょう。読めないスピードの音を聞くことはできません。
 インプット系のスコアが安定してきたら、「書く」技能をつけましょう。IELTSの公式問題集と過去問に何度もトライしてみてください。変なオンライン教育などに手を出す必要はありません。問題が悪いのでお薦めできません。アカデミックライティングの経験のある日本人講師を見つけて、意見をもらって修正を重ねてみてください。
 「話す」技能は最後です。これも公式問題集と過去問の問題のトピックについては全て答えることができるよう、メモを作成するのが良いでしょう。決して暗記するのではありません。スピーキングの構造はライティングと同じです。結論、理由、具体例を言えれば十分です。


 僕のクラスメイトにはIELTSでOverall8.5取っている人もいます。出願可能スコアが大学院で学ぶための十分条件ではないことを認識して、ひたすら勉強を継続しましょう。階段状ではありますが、勉強時間に比例してスコアは伸びるはずです。

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フィリピン・セブのIELTSインストラクターGI

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