あるレクチャーの前に彼女がヨーグルトを食べていたので、「美味しそうだなあ」と言ったら、「一緒に食べよう」と彼女が持っているスプーンを僕に差し出します。僕はちょっと戸惑って、「日本ではスプーンを男女でシェアするのはちょっと embarrassing なんだ」と言いました。そしたら彼女は「次回からスプーンを二つ持ってくるよ」と答えてくれました。
しばらく経って、彼女がランチタイムに手作りピラフを食べようとしていたときのことです。僕はいつものバナナとリンゴを買い忘れてしまい、「ランチを忘れてきた」とぼやいていました。そうすると、PRは「ピラフを多めに作ってきたのでシェアしよう」と言ってくれます。そして、スプーンを二つ取り出すではありませんか!ピラフはとても美味しかったです。
そのうえ、彼女は数学が得意なんです。数学に手こずっていた僕は、PRに「教えてくれ」と正直にお願いしました。PRは快諾してくれました。キャンベラ郊外に住んでいるにも関わらず、週末にバスで大学図書館まで出てきてくれて、丁寧に教えてくれました。彼女自身にも勉強時間は必要だと思うのですが、忙しそうな雰囲気は全くありません。「ありがとう、感謝してるよ」というと、「友達じゃん」という返事。教えてもらったのは一度や二度ではありません。
優しくて頭のいいインドからの友人PR。PRは自分が忙しくても僕を含めて他のクラスメイトに丁寧に接しています。自分のことで精一杯、いつも忙しそうな先進国の人々を僕はたくさん見てきました。僕自身もその一人です。大事なことを気づかせてくれているという良い意味で、彼女からカルチャーショックを受けています。
Source) Google Maps |
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